信じていた妻が・・ある日、突然
家出し姿を隠す。馬鹿な俺の
小説家になる夢に愛想がつきたのか

別の男と手をとって蒸発してしまった
病気の息子を抱え、ただ途方に
暮れる絶望だけが残された

自暴自棄な生活だけが、そこにあり
もうどうでもいいと、死さえ考えた

博打だけが、俺にわずかな
夢と楽しみを与えて救ってくれた
さらに競馬に嵌まり込むしか
俺には道はなかった

嫌なことを一心に忘れようと
刹那的に競馬、博打に
すがりついたのである